どんな小さな町に行っても必ずあるのがパブ。アイリッシュにとってパブはただのお酒を飲む場所ではなく、大切な社交場であり、生活の中心であったりします。
パブでは近所の住民があつまり、老若男女問わずに談笑したり、音楽を楽しんだりしています。そして、もし、一人旅でふらりとパブを訪れたとしても、パブで談笑する陽気なアイリッシュが暖かく迎えてくれることでしょう。
ギネスビールといえばアイルランド、アイルランドといえばギネスビール、と言う程、アイルランドを語るには欠かせないビールです。
ギネスビールは言わずと知れた、アイルランド産の世界的に有名な黒ビールで、大麦麦芽、ホップと醸造用イーストから作られます。
「ギネス=食事」と言われる事も多いのですが、実は1パイントあたりわずか198カロリーで、同量の日本のビールや牛乳などよりも低カロリーだったりします。

パブに付き物なのが、アイルランド伝統音楽「アイリッシュ・ミュージック」
現在耳にするアイリッシュミュージックは18世紀ごろさかんになったものです。
ケルトの音楽の影響を色濃く受けたアイリッシュミュージックは、お祭りや結婚式などに欠かせない生活に根ざした音楽でした。
使われる楽器は、木製の小型ハープ、アイリッシュ・ハープ、アイルランドのバイオリン、フィドル、フルートやアコーディオン、ティン・ホイッスルなど様々です。
おもにパブのセッションで聞くこともできますが、賑やかな通りで伝統音楽を演奏する、ストリートミュージシャンに出会う事もできます。
アイルランドの伝統音楽に乗せてステップを踏み、靴を打ち鳴らして踊られるアイルランド独特の伝統のダンスは、上半身はほとんど動かさず、足のみで表現されます。
有名なアイリッシュダンサーは「私の足は楽器」と言っていたくらい、そのステップはまるでひとつの音楽のように繰り出されます。
そして、アイリッシュダンスの代表、リバーダンスは、アイルランド系移民たちの歴史を描いたダンス劇で、アイルランドの民族の歴史、移民の望郷、そして彼らが苦労を重ね、人間らしく生きる権利を勝ち取るまでの歴史、と言うテーマを扱っています。