
テンプルバー(Temple Bar)
ダブリンのリフィー側のすぐ南に位置するテンプルバー地区は、以前は税関のあった場所でした。しかし、1791年に税関が移転されると、次々に倉庫や店は閉鎖、そしてスラム街へとなってしまいました。その後、1960年代に交通公社が中央バスターミナルをテンプルバー地区に移転する計画で土地を買収を開始し、その間、バスターミナルができるまでの間、短期契約で安く建物を賃貸したところ、小さな店が次々に集まり、スラムだった場所は賑わい、やがて多くの住民からバスターミナル中止の声が出ました。結局バスターミナル移転は1985年に中止となり、それを境にダブリン市が率先して文化的な再開発をし、現在では多くのパブやおしゃれなお店やレストランなどで溢れる文化の発信地となりました。
ちなみに、テンプルバーの名前の由来は16世紀、宗教改革によって修道院が開放になった後、この土地を引き継いだ英国人の高官、“サー・ウィリアム・テンプル”の名前から、“テンプルバー”と呼ばれるようになりました。“バー”は飲み屋ではなく、川沿いの道を表します。